1:工事前
部屋の向かって右側に、家具類を寄せ
左側から剥がし始めます。
2:既存のクロスを剥がします。
クロスは、ビニールと紙の2層になって
いますが、できるだけ裏紙がきれいに
残るように剥がします。
3:器具外し
照明・コンセントプレート類はすべて
事前に外します。又、エアコンなどは
フックから外した状態で速やかに貼ります。
4:剥離剤塗布
モルタル面に残った裏紙は、
うすめた剥離剤を塗布し、
剥がします。
5:裏紙剥離中
道具を使って、少しずつ剥がします。
6:天井の裏紙剥離完了
天井モルタル面の裏紙剥離が完了です。どのお宅も
このようになるわけではありませんが、
こうすると、仕上がりが格段に良くなります。
7:モルタル面シーラー処理①
モルタルの灰汁を抑えることと
クロスの接着を良くするという意味で
シーラー処理をしています。
8:モルタル面シーラー処理②
天井モルタル面へのシーラー処理はかかせません。
早い段階の継ぎ目の剥がれ・浮きなどは
これを省いたことによる場合が多いです。
9:ウォールボンド100(接着剤)です。
勿論、ゼロホルムアルデヒドです。
もし、これ以外のものを使っていたら
指摘してください。
10:糊つけ
糊つけ機でクロスに糊を付けています。
同時に後ろに付いているスリッターという
機械で、クロスの両サイドの耳という
余分な部分を落としています。
11:クロス貼り
天井クロスの一枚目を貼ったところです。
一枚目を曲げて貼ってしまいますと、
突きつけ工法が難しくなりますので、
慎重に貼ります。
12:天井突きつけクロス貼り1
<突きつけ工法について少し>
突きつけとは、クロスの両サイドを糊付け機につけるスリッターという
機械で予めまっすぐに切っておき、ピッタリと貼り合わせる施工法です。
この方法の利点は従来の重ね切りという工法と違い、継ぎ目のカットが
必要ないため、下地に傷がつくことがなく、将来、継ぎ目の隙・開き
反りなどが抑えられます。因みにこのお宅のように柄物の天井材の場合
貼り合わせる時に柄合わせができるように両サイドをカットします。
13:天井突きつけクロス貼り2
市松模様の柄を合わせながら重ねず
ピッタリあわせていきます。
14:天井突きつけ
15:天井継ぎ目抑え①
16:天井継ぎ目抑え②
17:天井入り隅にコ―キングを。
コ―キングはこうして壁を貼る前に入れて
クロスの返しで隠します。
そうしないとベタツキの元になります。
18:壁を貼っています。
壁も当然突きつけで貼ります。
19 :壁クロス貼り
20:壁クロス貼り
21:重ね切りする場合①
クロスを2cm程重ねて貼り、重なっている
範囲内で、まっすぐに上から2枚一緒に切ります。
この時に、下地に刃が入ってしまうわけです。
22:重ね切りする場合②
重ねて切った上のクロスの
いらない部分を取り除きます。
23:重ね切りする場合③
重ねて切った下のクロスの
いらない部分を取り除きます。
24:重ね切りする場合④
カッタ―の刃が入った下地「石膏ボード)を
ガードする意味で、5cm巾の和紙テープを
左右ののクロスの裏側に差し入れます。
25:重ね切りの場合⑤
和紙テープを左右のクロスの中央になるように
差し入れ右側をローラーで押さえます。
26:重ね切りの場合⑥
同様に左側を一度めくり継ぎ目を合わせながら
ローラーで押さえます。こうすることで
和紙の上でジョイントした事になります。
27:これが和紙テープです。
しっかりした紙テープですが厚みは
ほとんどありません。これを入れると
ほとんど目隙が起きません。
クロス仕上がり①
クロス仕上がり②
クロス仕上がり③